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素焼きと金継ぎ

 もたもたしてる内にもう4月になってしまいました。昨日やっと素焼きにこぎ着けました。この窯の中には随分前に制作した皿や鉢が入っておりますが、中でも小さな花器は小さいながらデザインの違うものが27個も入ってます。今まで連続でこんなに沢山の花器を作った事がありませんので、どう焼き上がるか楽しみです。焼き上がる前に庭の花々が終了しないで欲しい!と思ってます。でも林芙美子氏の「花の命は短くて」なので自然には逆らえませんが、毎年花は咲いてくれるので自然に任せましょう!でも窯から出した後の作業も一仕事なので油断はできません。この陶芸という、土で成形→乾燥→素焼き→施釉→本焼き(高温焼成)は長い道のりを経て陶器になりますので、どのようなデザインにするとか、釉薬は作ってる時にほぼ決まってしまいますが、2.3ヶ月前の思考まで記憶を辿らなければなりません。それを忘れてしまわないように記憶を頭の中にとどめておく必要があるのです。なので形状記憶を保持するのが大変です。形状記憶装置を私の頭に欲しいです。まめにノートに記入しないアバウトな私故、失敗は多々あります。

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 そして今日はお客様から相談で縁の欠けてしまった皿の金継ぎをしました。とても気に入って使って下さってるとの事、それでは是非直さなければなりませぬ。
ついでに同じように縁の欠けた丼ぶりにも金継ぎをしました。使ってる金は純金箔です。水洗いや温水はOKですが、金たわしや、電子レンジの使用はNGです。食器は縁のちょっとした欠けはこの様に修理すれば長く使えるかもしれません。さてこれから消しゴムハンコを制作します。


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by sannkakubashi | 2019-04-02 21:56 | 金継ぎ | Comments(0)