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石膏型を使っての取っ手付き花形小鉢

 昨日は暑く感じた日でしたが、今日も予想最高気温24℃になりそうですが、まだ今の時点ではそれほど暑くないので、制作には適した気温です。一昨日「制作の神様」が急に降臨されて迫ってこられましたので、急遽予定を変更して制作に関した内容にいたします。この「制作の神様」は突如現れて、特に夜お布団に入ってから現れます。なのでこの神様が現れるといわゆる、私は寝不足状態に陥ります。なので寝不足ですが昨夜は「取っ手付き小鉢」の試作をしましたよ。小鉢やボウルに付いている「取っ手」ですが、轆轤で制作する時は後付けにしますが、石膏型を使用する時は一緒に作る事も出来ます。ただのっぺりした感があるので、あとで肉付けしたりして存在感を出したりします。利点は後付けの取っ手より後処理が早く済む(制作時間の短縮)、器本体と直に繋がっているので強度がでる?(これは不明ですが、私の推察)などです。丸い石膏型に花形の型紙のように削りを入れておきます。それにたたらの土をかぶせて押さえます。その時安定のために高台も付けて成形しておきます。その後に外して筋の入った所をカットしていきます。

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 こちらがカットした小鉢です。土があまり柔らくもなく固くない状態にカットします。このタイミングが難しいです。柔らかい状態でカットすると形がへたりますし、固い(乾燥した)状態でカットすると切れが生じ易いのです。カットした後は手で縁部分を締めていきます。これも大事です。角は特に欠けやすいので締める事は強くする事にもなります。この一つのデザインから土を変え、釉薬を変え、茎や葉の部分を化粧土で彩色すると同じ形でも違ったデザインの小鉢に変身も出来ます。
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そして完成しました。右が完成した小鉢で、左がサンプルで制作した小鉢ですが、う~ん、なんか左のサンプルが野性味が出てていい感じです。やっぱり後付け感で違うのかしらん?いわゆる「ヘタウマ」も捨てがたいので、もう少し考えましょう!次に考えてるのはクロスの皿か小鉢です。これから試作して程よい形、大きさを考えていきます。

石膏型を使っての取っ手付き花形小鉢_d0385870_13342338.jpg


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by sannkakubashi | 2019-04-22 13:57 | 制作 | Comments(0)