2021年 05月 09日
生け花と絵付け
う~ん、今日は午後から暑くなりました。なのでもろ肌ぬいで制作してます。←嘘です。半袖着てます。何だか暑くなってもやる気が失せて、寒くてもやる気が失せる?結局は根性が座ってないという事です。でも制作を進めないと、いつまで経っても焼き上がらないという状態になるので、これもこれで自分に「イラっと」します故、頑張ります。気分転換にアヤメを水盤に生けてみましたよ。で結論はアヤメは、つま先からてっぺんまで見せないと、美しさが伝わらないという見解に至りました。で魅せるとしたら、水盤が宜しです。花を支える真っすぐな茎と葉は、アヤメの花部分を一層美しく引き立ててくれますね。で今後制作したいと思える水盤のインスピレーションも浮かんできて、あんな形も、こんな形もいいなぁなどと制作意欲が出てきました。美しいものに触れると、こちらもエネルギーを与えてもらえるのは有難い事です。このアヤメの花って、一本でも絵になる花故、もし生ける機会があれば、是非試して頂きたいと思います。私の個人的な見解ですが、生ける花器は水盤がグッドと思っております。どんな風に生けても様になるのは嬉しいです。私も適当に生けているのに、いい感じに見えてしまうのは、アヤメの美しさの恩恵です。
で粉引の飯茶碗ですが、これからいつも迷う絵付けに入ります。この状態でいつも速度が減速してしまうのは、絵付けのデザインに揺蕩ってしまうからです。決めてる色は藍色ですが、可愛ゆいデザイン出て来い!と思いながら、時間だけが過ぎて行くのでした。粉引のデザインで、素朴と洗練のどちらを選ぶ?としたら、素朴でしょうね。でもね野暮ったい素朴は避けたいので、「可愛ゆい素朴」を求めて行きたいと思います。さて探し出せるかしらん?です。
でこちらは30㎝で制作した輪花皿、もう窯が一杯になりそうなので、もうすぐ素焼き出来そうです。陶芸は制作過程が長いので、出来上がりを早く見たいと思ったら、制作のスピードを上げないと、いつになっても完成品は見れないのです。という事は日々制作を続ける持久力とパッションを持ち続けられるかが重要になってきます。精神を試される作業でもあるのですが、制作するには土練り、轆轤、釉掛けなど体力の必要な仕事盛り沢山です。でも好きで、土を手放せなくてここまでやって来たので、出来る限りは土と共に在りたいと思ってます。
by sannkakubashi
| 2021-05-09 17:12
| 花
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